おりもののニオイには個人差がありますが、できればおりものの臭いは少ないほうがいいですよね。
では、どのような時に臭いやすくなり、どのようなタイプの人が臭いがきつくなりやすいのでしょうか?
今回はクサくなりやすいタイプとその特徴についてまとめましたので見ていきましょう。
おりものが臭いやすくなる時期
おりものの分泌量は、生理と同じように周期があります。よってその時により出る量も変わってくるのですが、ニオイの方はどうなんでしょうか。
女性ホルモンや、蒸れなどが臭くなる原因に関わっているようです。
●生理前
生理前になると女性ホルモンの分泌量が増える影響で、おりものはベッタリとした粘り気のあるものになり量も増え、臭いがきつくなる傾向にあります。
生理前はおりものの量が増えるのでいつもよりこまめにおりものシートを変えるなどの対策をする事で少しでもニオイを軽減するようにしましょう。
●夏など多汗になる時
夏など、汗をかきやすい時期はパンツの中が蒸れやすくなり、細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が繁殖する事によってニオイの原因になります。
スカートを履くなど風通しの良い格好をして、蒸れを防ぐようにする事で軽減されます。
おりものが臭くなりやすいタイプ
生理前や汗をかく時期は蒸れやすく誰でも臭くなりやすい事がわかりました。
時期以外にもおりものが臭くなりやすいタイプの人がいます。そのような方たちにはどのような特徴があるのか?をまとめました。
自分は当てはまらないか確認してみて下さい。
●ワキガ体質のひと
ワキガ体質の人はアポクリン汗腺が多く存在し、そこから出る汗が強いニオイを引き起こします。
アポクリン汗腺はワキだけでなく陰部にもあり、ワキガと同じようなニオイを放ちます。
このような陰部からの臭いは『すそわきが』と呼ばれていて「わきが」と同じでアポクリン汗腺から出る汗が原因とされています。
また「軟耳垢(なんじこう)」と呼ばれる耳垢が湿った状態のひとはアポクリン汗腺が多い傾向にあるため注意が必要です。一度チェックしてみてください。
●汗をかきやすいひと
汗をかきやすい人は汗をあまりかかない人に比べておりもののニオイは臭くなりやすくなります。
汗をかくことによって下着内は蒸れ、細菌などが繁殖しやすくなります。
下着についておりものを放置しているとニオイの原因になるので、汗かきの人は風通しの良い格好を意識してオリモノシートもこまめに変えるなどして対策をする事でニオイが軽減されます。
●陰部の毛が濃いひと
陰部の毛が濃い人は、陰毛におりものなどが付着して臭くなるケースが多くあります。
陰毛についたおりものは細菌などが繁殖しやすくなります。
また放置してしまうことで、おりものが乾きイヤな臭いがしてきます。
陰部の毛を薄くしたりする事でニオイの軽減が見込めます。
●膣炎などの病気のひと
カンジダ膣炎や細菌性膣炎のような婦人科系の病気の人は、おりもののニオイが臭くなります。
魚が腐ったようなニオイがしたり、かゆみを感じたり、おりものの色が灰色や黄緑~黄色などの場合は病気になっている可能性があります。
そのような症状が見られた場合は一度産婦人科を受診してみてください。
最後に
上記以外にも食事が原因の場合があります。
動物性脂肪の食品などは体臭を強めてしまうので、おりものも臭くなりやすくなります。
また、甘いものが好きな方も注意が必要です。
おりもののニオイは原因をしっかりと知りケアする事で軽減する事ができます。
自身のおりものを普段から確認してニオイや色の変化がないか確かめるようにしましょう。
♢関連記事 |
➤デリケートゾーンの正しい洗い方とは!? |