おりものは健康な成人女性なら誰しもがあるもの。しかし、おりものの悩みって中々人には相談出来ないものです。下着についたオリモノが白くカピカピに…なんて親にも相談しにくいものですよね…。ここではおりものが白くカピカピになる原因と病気との関係についてご紹介していきます。
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おりものの正常な時の状態
おりものは乳白色や透明をしている
正常な時のおりものは乳白色か、無色透明をしています。しかし、パンツについて少し時間が経ち乾くと、黄色っぽくなる事もあります。
量は個人差が大きいのですが、おりものシートでカバー出来る量は正常範囲内の事が多いので、そこまで心配する必要はありません。
臭いは基本的に無臭ですが、膣内は乳酸桿菌によって「やや酸性」に保たれているため、甘酸っぱいような臭いがする事もあります。
おりものの重要性
おりものがある事によって、膣内は細菌を侵入しにくくして、膣炎などになるのを防ぎます。精子を卵子に届ける受精の手助けもしてくれているため、おりものは非常に大切な役割を担ってくれています。
また、女性の疾患などになった場合、おりものに異変が現れる事が多いので、おりものチェックは習慣づけておくと、少しの変化にも気付く事ができます。
おりものがパンツにつくと白くカピカピになる原因は?
おりものがパンツについて少し時間が経つと、白や褐色、やや黄色っぽくなりカピカピになる事がありますが、これはおりものが乾いたことによってなっているものと考えられるので病気ではありません。しかし以下のような事があれば病気の可能性がありますので、チェックしてみましょう。
おりものの気をつけたい状態
・おりものから強い悪臭がする
おりものがカピカピになっている以外に強い悪臭がする時は、細菌性膣症(細菌性膣炎)や膣トリコモナス症になっている場合があります。
放置しておくと、不妊症に繋がる事もあるので、強い悪臭を感じた場合には医療機関を受診するようにしましょう。
・おりものがヨーグルト状やカッテージチーズ状になっている
カピカピになる前のおりものの状態がヨーグルト状やカッテージチーズのようにポロポロになっている場合には、膣カンジダ症にかかっている疑いがあります。
おりものの状態以外に陰部に痒みがないかの確認をしてみましょう。
・陰部に痒みや違和感、不正出血がある
おりものがカピカピになっている以外に、デリケートゾーンが痒かったり、ヒリヒリする、不正出血があるなどが見られた場合は注意が必要です。
おりものでデリケートゾーンがかぶれているだけの場合もありますが、性感染症や膣炎などになっている場合もありますので、違和感を感じる時は婦人科を受診するようにしましょう。
婦人科を受診するのに抵抗がある方は、検査キットで性感染症にかかっていないかの検査を自宅で簡単に受けることも出来るので、検査しておくと安心です。
パンツがおりものでカピカピになるのを防ぐためには?
下着が汚れるのを防ぐには、おりものシートを使うのがオススメです。おりものシートはナプキンよりも薄く蒸れにくくなっていて、汚れた際には簡単に交換する事ができ、非常に便利です。
おりものシートはコットンなどの天然素材のものを使うと、かぶれにくくなるので、肌が弱い方やかぶれやすい方などは天然素材のものを使用するのが良いです。
ただし、汚れていなくてもおりものシートを1日中つけっぱなしにするのは辞めておきましょう。蒸れると細菌が発生しやすくなってしまうため、膣炎にかかりやすくなってしまいます。そのため、おりものシートはこまめに変える事が大切です。
おりものの量が多いと感じる場合
おりものの量がいつもよりも多い、と感じる場合には「膣の自浄作用」の働きが低下しているのかもしれません。膣内環境が悪化する事によって膣炎などにかかりやすくなり、おりものの量も増える事があります。
膣内洗浄器などを使用して膣内環境を改善し、「膣の自浄作用」を回復させてあげることで軽減の期待ができます。
膣内洗浄器にはインクリアがおすすめです。口コミ評価も高く・即効性があるため、すぐにおりものを何とかしたい!という方にはオススメです。
最後に
おりものがパンツについて、カピカピになっていると「性病かな?」などと不安に感じたと思いますが、おりものは乾燥するとカピカピになりやすいため、ほとんどの場合は大丈夫な事が多いという事が分かっていただけたかと思います。
しかし、臭いと伴うおりものや不正出血・デリケートゾーンの痒みなどがあった場合は女性特有の疾患になっている可能性が高くなります。
下着についているおりものの状態の他に、臭い・色・デリケートゾーンの異変なども同時にチェックするようにして、必要ならば婦人科を受診するようにしましょう。