女性が性行為をするときに出るいわゆる「塗れる」と表現される愛液と日常的に出るおりものとは別のものなのでしょうか?
性行為をしている時にニオイが気になる方も多いはず。
においの原因は愛液?それともおりもの?性行為の時におりものは出ないのでしょうか?
今回はそんな疑問をご紹介していきます。
おりものの仕組み
おりものとは、子宮・膣・汗腺などの分泌物が混じりあっている液体の事です。
量や色などは生理周期によって変化しますが、基本的には毎日分泌されています。受精の手助けや膣内を細菌などから守る役割をしている大切な存在です。
また、おりものは女性のカラダのバロメーターと言われていて、おりものの色やにおいに変化があった時には、膣炎やSTD(性感染症)などになっている事も多く、おりものの変化は見過ごしてはならないほど重要です。
愛液(膣分泌液)とは?
愛液とは、キスや愛撫などにより性的興奮を感じた時に分泌される『膣分泌液』の事です。
膣壁から分泌される膣液が主となっていて、その他にはバルトリン腺と呼ばれる汗腺やスキーン腺液、子宮頸管粘液などと混ざりあったものを含めた総称の事を「愛液」と呼びます。
体調や人により愛液の量やニオイはさまざまで、体臭がきつい人などは愛液のニオイもきつくなりやすいと言われいます。量は10㏄~100㏄ほど出るとされていて、粘着性がつよい人だと、すごく伸びたりもします。粘着性が強い人は愛液が『濃いタイプ』と言われる事もあります。
愛液は始めは無色ですが、男性の性器が入ると白く変わり、精子を受け入れやすくします。
おりものと愛液はどう違うの?
おりものと愛液は、一部同じ成分もありますが、基本的には別のものとなります。
おりものは女性ホルモンと密な関係にあり、その影響を受け増えたり減ったりします。自身の意思とは関係なく勝手に出てくるもので、量は1㏄未満のことが多いようです。
それにくらべて愛液は、性的興奮を感じた時に分泌され普段から出る事はありません。量は個人差がありますが、多い人だと100㏄も分泌されます。おりものは1㏄未満なので量は全く異なります。
おりもののニオイは基本的には無臭がやや酸っぱいニオイがしますが、女性が興奮して出される愛液はアルカリ性になっています。膣内の酸性度を温和させるため、あまり酸っぱいニオイではなくなります。
しかし、人によりニオイは異なるもので食べ物などの影響もあり、愛液が臭うと感じる方もいます。おりものが臭い場合は膣炎や性感染症が疑われます。
愛液が臭い場合にできる対処法は?
女性にとって、男性との性行為中にニオイがするのはイヤな事ですよね。皆が臭うものならまだしも、ニオイが全くしない人もいるのだそう。あなたも臭いを抑えるために出来る事を紹介します。
食生活を変える
お肉が多かったり、ニンニクなどの臭いがきついものを食べると、愛液の臭いもきつくなる事があります。野菜をたくさん摂り、彼との営みがある前にはニンニクなどの臭いがきつい食べ物は控える事でニオイを軽減させる事が出来ます。
デリケートゾーン専用石鹸を使う
デリケートゾーンは洗いすぎたり、市販の石鹸やボディーソープなどの刺激の強いものを使うと臭いが悪化してしまいます。
デリケートゾーンの専用石鹸は肌に優しく、ニオイをケアしてくれるものもあるため、オススメです。
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膣内洗浄器を使う
膣内洗浄器を使う事で、膣内のイヤな臭いを軽減してくれるため、おりもののニオイにも効果的です。普段から使用しておく事でニオイの心配がなくなります。
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最後に
おりものも愛液も自身の意思とは関係なく、勝手に出てくるものです。
二つはどう違うのかについて紹介してきましたが、どちらも臭いがしてきたらイヤなものですよね。しかし、愛液の臭いは意外にも自分では気が付かない人が多いのです。男性が臭いと思っていても言いにくいものなので、ケアしておくと安心する事ができますね。
愛液は普段では出る事はないので、おりものの量が多い時には、愛液ではなく病気の可能性があります。二つの違いを知っておく事で、対処法を選ぶことが出来ますね。