女性特有の疾患で、今やCMでもおなじみの膣カンジダ。膣カンジダになった事のある女性は多く、再発もしやすい少し厄介な病気です。
そんな膣カンジダですが、かかっている時にセックスはしても大丈夫なのでしょうか?自分では気づいていなくて性行為をしてしまっていた。なんてこともあるかもしれません。
そこでここでは、膣カンジダになっているときに性行為をしたらパートナーに影響があるのか?治療中は性行為しても大丈夫なのか?という疑問について書いていきます。
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膣カンジダについて知ろう
膣カンジダとはどんな疾患なの?
最近CMでも良く聞くようになった『膣カンジダ』と言う言葉。
実際に自分が経験している方は知っているかとは思いますが、膣カンジダとは女性特有の疾患の中でも非常に経験者が多い疾患で、膣内の「カンジダ菌」という普段は悪さをしない常在菌がさまざまな原因により異常繁殖する事によって起こる膣の炎症の事を言います。
膣カンジダになると、おりものがヨーグルト状やカッテージチーズ状になるほか、陰部に強烈な痒みを伴ったりします。しかしまれに自覚症状がない事もあるようです。
膣カンジダは再発しやすい疾患
医療機関にて膣カンジダと診断されると、医師の指導のもと治療が始まります。カンジダ菌は真菌という菌の種類なので「抗真菌薬」などの錠剤が投与されます。また膣洗浄も行う事もあります。
治療期間はだいたい1~2週間ほどで、おりものや陰部の痒みなどの症状が出なくなったら完治という形になります。途中で症状が現れなくなることもありますが、医師が完治と診断するまで治療を続ける事が大切です。
しかし完治しても膣カンジダは再発しやすい疾患になっているため注意が必要です。今は膣カンジダが再発した方向けの市販薬なども販売されているため、気軽に薬局などで購入できるようになっています。それほど再発する人が多いという事かもしれませんね。
膣カンジダの時や治療中は性行為をしても大丈夫?
膣カンジダの時の性行為で感染する?
膣カンジダになっている時にパートナーと性行為をする事によって相手にうつしてしまう事があります。しかし男性が性器カンジダになっても自覚症状が少ない事が多く、感染している事に気が付かない場合も多いようです。
男性が性器カンジダになった時の症状には、亀頭に痒みや赤み・ただれ、白いカスが出るなどの症状が挙げられます。
膣カンジダの治療中に性行為はしても大丈夫?
症状が出ていなくても、治療中の時の性行為は控えたほうが良いでしょう。
治療中は膣を清潔に保つ事が大切ですし、完治していない場合は再発する事もあります。また、相手にうつしてしまったり、などのリスクがあるため、膣カンジダと診断された場合は医師の許可が出るまで性行為は控えておくほうが安心です。
膣カンジダは性行為でも感染する
膣カンジダは自己感染による発症がほとんどと言われていますが、性行為でも感染します。性行為で感染する際には、免疫力の低下が主な原因として挙げられます。また、男性は性器カンジダにかかっていても自覚症状が乏しいため、気付かずに女性にうつしてしまいます。
一方で女性から男性への感染は、膣カンジダの症状が出ている女性と性行為をしても、シャワーなどで簡単に洗い流す事ができるため、発症する事が少ないと言われています。しかし感染しないわけではないので、膣カンジダの際の性行為は避けましょう。
気付かずに性行為をしてしまったら
気付かずに性行為をしてしまったり、性行為後に少し違和感を感じた場合には、検査を受けるようにしましょう。女性は婦人科や産婦人科を、男性は泌尿器科か性病科などで検査を受ける事が可能です。
また、医療機関に行く時間がない人や、病院での検査に抵抗のある方、人に知られたくない方などは、郵送の検査キットを活用してみるのがオススメです。匿名での検査が可能で、他人に知られることもなく検査を受ける事ができますよ。
まとめ
膣カンジダの際の性行為は、確率は低いもののうつしてしまう事が分かっていただけたかと思います。大切な人にうつしてしまう事は避けたいところですよね。1~2週間性行為ができないのは寂しいかもしれませんが、うつしてしまわないように性行為は控えるようにしましょう。
また、膣カンジダは再発のしやすい疾患です。せっかく治療したのに、また再発した。なんてことにならないためにも、普段からの予防が大切です。しっかりと対策をして膣カンジダにかからないようにしましょう。